ここのところ、大阪では朝晩の気温が秋めいて過ごしやすくなりましたのが、なんとなく体全体が湿気ていて不快に感じたりしていませんか?
私はここ数日、暑くないので冷房をつけずに寝ると、なんかジメジメして変な汗をかいてしまってまたつける、なんてことを繰り返しています。
これ、湿邪にやられてるんですよね。
漢方には「邪(じゃ)」という考え方があって、
・風邪
・暑邪
・湿邪
・燥邪
・寒邪
・火邪
の6つがあります。
邪気と言ったりしますが、その季節ごとに巡ってくるエネルギーから守る力が弱くなって、体に不調をきたしている状態なんです。
そして、湿邪って文字のごとく湿気のエネルギーが充満している状態。
季節でいうと梅雨時期がメインの気なのですが、今の夏から秋にかけての雨が比較的多くなる季節も「湿邪」の時期なのです。
これからの季節である秋は乾燥の「燥邪」の時期なのですが、今はこの「湿邪」と「燥邪」、両方のエネルギーが拮抗しあうので、温度変化よりも実は「湿度変化」を意識する方が健康を維持するために大切なことなんです。
湿邪による不調の例
・神経痛
・関節痛
・むくみ
・水太り
・胃腸の不調
・だるさ
・頭痛
・皮膚病の悪化
が主な不調。
もし今あなたが上記のような症状で悩まされていたら、湿邪のせいかもしれません。
ちなみに私は、むくみ、胃腸の不調、だるさ、頭痛に悩まされています。
対処療法的にアロマでなんとか乗り切ってますが、アロマがなければきっと寝込んでいたかもしれない(笑)
代表的な湿邪のケア
(1)環境の湿度管理をしましょう
暑くないし、もうクーラーかけるのもったいない、と我慢するより、ドライで湿度調整しましょう。
(2)お風呂で体をこすりすぎない
湿邪は表皮から入っていく、と言われています。なのでお肌に負担をかけないようにしましょう。
(3)良い香りがする食材を使いましょう
しそ、生姜、ゆず、三つ葉、シナモン、カレー粉、山椒、ねぎ、らっきょう、唐辛子、にんにく、にらなどを意識してとりましょう。
これらの食材は、体の余分な水分を排出する働きがあります。
(4)利尿効果のある食材を食べましょう
ゴーヤ、冬瓜、豆類(大豆・小豆・そら豆)、ハトムギ、大麦など。
ただ、ゴーヤや冬瓜は熱を奪う性質もあるため、冷え症の方は必ず熱を加えたものを食べるのが良いでしょう。
(5)胃腸の働きを助ける食材を食べましょう
米、長いも、さつまいも、かぼちゃ、人参、キャベツ、しいたけなど。
(6)湿邪に効くツボを押しましょう
・豊隆(ほうりゅう)
・三陰交(さんいんこう)
・陰陵泉(いんりょうせん)
全てヒザ下にあります。

できるケアからやってみて、湿邪の不調を吹き飛ばしてくださいね〜♪