その1では、卵巣と子宮の機能についてお届けしました。
排卵は一生のうち400個くらいしかないので、
原始卵胞が40万個もあるのにほとんど使われてないんだ。
とか、
女性ホルモンが排卵や生理周期を司ってるんだ。
なんかが理解できたと思います。
では、今回はもう少し詳しく見ていきましょう!
【排卵と生理のしくみ】
1.月経周期…生理の第1日目を始まりとして、通常28日周期で繰り返されます。
2.月経周期はホルモンによって調節されています。
3.数日間の生理が終わると、子宮内膜はすぐさま増殖を始めます。
4.生理1日目から数えて14日目頃に卵巣から排卵が起こります。
5.排卵が起こったら、子宮内膜は増殖を停止します。
6.卵子が受精したら子宮内膜に着床。妊娠。
7.卵子が受精しなけれげ、約14日後(生理1日目から数えて約28日目)に生理が始まります。
単純に書いたらたったこれだけの事ですが、毎月毎月、ホルモンによってこの動きが維持され、いつでも妊娠できるように準備されているわけです。
そして卵子の寿命は12~36時間、年齢が上がるほどこの寿命が短くなります。
このことを知らない人が「いつでも妊娠できる」と思ってしまっているのです。
約1ヶ月の中のうちのたった1日だけ。
すごい確率で私たちは生まれているわけです!
もっと詳しく言うと、このダイナミックな体の動きは、
●性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
●エストロゲン
●黄体形成ホルモン
●プロゲステロン
といったホルモンが仕事をしています。
そしてこのホルモン、どうやって出るんだ?と思いますよね。
これらは脳内の「視床下部」の作用で「下垂体」から放出されます。
と、専門的なことを覚えなくても、
人間の体の中では常にすごい動きがあるんだ。
いつでも妊娠できるわけじゃないんだ。
なんてことを感じてもらえるだけでOKです♪
そしてまだ続きます。
次は「ダイエットが生理に影響?」についてお届けします!